「ローマは一日にしてならず」。どんな人でも成果が目に見えてくるまでには、それそうおうに努力し続けた年月が必要になる。誰でもが簡単にできることならいざ知らず、その道のプロとして評価されたいのなら、学ぶべきことは山のようにたくさんある。最短コースでやってやろうとしても、それは何かをやっただけにしかならない。なぜなら自分で自分をじっくりと観察していないからだ。自分にどれほどのやれる力があるのか、自分の短所はどうしたところにあるのかなど、可能性を見い出すために自問自答をせず、ものごとを軽くやってみただけに過ぎない。
だから自分にできることを深く知るために、様々なことに挑戦しながら確かめよう。どうしてもやってみたい夢だったら、すぐに上手くいくことはないと開き直り、根気よく、辛抱強く、地道に修業だと思って頑張っていこう。素質とはこつこつとしか磨けない事実を理解すれば、例え失敗して遠回りになっても焦らなくなる。つまり何かに挑戦するにあたって、そのことの成果を大事にすることはもちろんであるけど、それ以上にその成果が表れるまでの過程を大切にすること。この境地に気づくことができたら、自然に謙虚さが生まれてくる。他人と比較することをやめて、自分らしいペースで歩めるだろう。自分の好きなことを長く楽しむために、世の中の成功例に惑わさず、自分が他人と違う個性を活かしてトライしよう！
