知恵と情熱

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ギャラリーという仕事を長くやっていると、面白い個性や才能を持つ若者が、有難いことに向こうからやってくる。もし、それはどんなタイプなのですか?と尋ねられたら、それは美術が好きであり続けている人。好きなことなので放っておいて自発的にやる。細かいことを言わなくてもいい。とは言うものの本当にノーサインじゃいけない。ほとんどの人は怠けやすい体質である。何も言わなかったら普通しかやらない。如何に創作意欲の刺激を与え続けられるのか。本気になるために背中を押してあげることが大切だ。

だから火事場の力を発揮できるようにプレッシャーをかける。いわゆるここ一番の状況で発揮される底力のこと。普段はセーフティーモードで生きているため、その力を眠っていて出すことができない。この火事場の力をどうやったら、上手く使えるようになれるのだろうか?潜在能力をフルに動かすにはどうしたらいいのか?こんなことを一緒になって考えながら、その人にしか歩めない道に挑戦させていく。

そして、一番大事な情熱の魂を燃やすこと。自分の世界を発見するためには長い年月が必要だ。地道なことを繰り返すうちに、面倒くさくなってやる気は冷めるもの。知らず知らずに既存の価値観になびいて、どこにでもなんでもないものなる。どんどん平凡なものに流されていく。つまり自分らしい個性と価値観を持つために対話していく。人生とは日々の積み重ね。今という時の連続に燃えていこう!この瞬間瞬間に全力で挑戦していくのだ。それが結果として、夢を現実のものに最善の道。私はそう信じている。自分自身を美しく磨き上げる知恵と情熱を持っていきましょう!