一期一会

f:id:gallerynakano:20200820233222j:plain


先日、ひさしぶりに馬の合う若者と出会った。いつもながら明るい雰囲気で元気がいい。やはり若いというだけでパワフルな魅力があって、こっちは眩いエネルギーに浴びて活性化していく。私にはない視点から考え方はとてもユニークで新鮮だ。凝り固まりやすい年齢になってきたので、その言動は意欲を促進する栄養ドリンクように、もう一度と学んでみようとやる気が出てくる。今は私の若い頃とは様々ものが変化している。だからあらためて考え直すきっかけにしてみたい。そんな気持ちに素直にさせてくれる有難い存在なのである。

とにかく好奇心が強いのだろう。身の回りにある取るに足らないこと、なんでもないようなことでも、いつの間にか触れていっては疑問を抱く。「これはどういうものなのか?」と、不思議だと思う気持ちを羅針盤にして、いろいろなことを発見しては面白がっている。まだまだ知識も経験も足らないから大胆な発想を楽しんでいる。それでいいのだ。例えすぐに役立たないことでも、好奇心を燃やせたことはプラスなるからだ。このまま人にどう見られるかを気にせずに素のままでいて欲しいものだ。

つまり、いくつものことに自らの意思で挑戦して、結果を真摯に受け止めながら、辛抱強く個性を探っていくしかない。小さな恥を積み重ねていくうちにその人らしい人生になっていく。失敗は成功の母なのだ。飾らない自分で在り続けるために、自分自身の感性を信じて行動すること。成功することばかりに捉われずに、興味をできる限り幅広く持っていくために、好奇心のアンテナを持ち続けることが大切だ。そのうちに自分の感度がわかってくる。そうしたらいくなることの周波数にもあわせやすくなるはずだ。一期一会。この日もそんなことを思い起こし良い勉強になった。