希望

f:id:gallerynakano:20200922231050j:plain


中国の思想家 魯迅の言葉に「思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」がある。この言葉は、その人にとって生き甲斐を感じることと出合えたら明るい気持ちになれるもの。はじめのうちは自分しか芽生えていないことでも、やがて身の回りの人に前へ進むエネルギーが伝わり、ひとりひとりに心の中に希望が生まれて、未来を明るくさせる大きなムーブメントになっていく。つまり、ほんの小さな希望でも馬鹿にしていけない。その情熱に呼応する人たちが次々に現れ、道なき道を切り拓いて新たな道が生まれるだろう。

このことは美術家も同じようなもの。希望とは活力に満ちている状態。心がプラスに働いて果敢に挑戦したくなる。例え失敗しても成功への試金石と考えて、何をやっても期待を胸にワクワクしていける。そして、胸を躍らせて明るく輝く姿に人は惹きつけられる。未来を大きく期待させるオーラが輝くからだ。だから、いくつになっても自分自身の可能性を肯定して努力していこう。自分には自分しかやれないことがあるのだと信じ、未来への道を元気いっぱい踏み込んでいきましょう!

■難波瑞穂展 これから私はあなたとともに 2020年9月18日(金)-27日(日) 11:00-18:00 (最終日 17:00まで) お休み 9月22日(火)、23日(水)