ハングリー精神

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「もっとこうなりたいというハングリー精神があるからこそ、人は何かにチャレンジしようと思うものであり、そこからさらに新しい力を発揮するような遺伝子がオンになるのです」という名言がある。

近年、若い世代の作品を観ていると、全体的に色彩表現や画面構成のレベルが上がっている。これは日常生活にあるものが洗練されたことと、センスを磨くための情報を簡単に手にできるから。とにかくおしゃれに暮らしやすい世の中になってきた。だけど、20代半ばにならないうちに伸び悩むタイプが増えている。これは便利で快適ものに囲まれて生活していると、それが当たり前になってしまい、自分で何かを発見したり想像したりする力が弱まるから。いつの間にか豊満生活に染まって、感性が鈍化していったのだろう。

だからこそ、自分自身で面白いと感じるものをやっていこう。心からワクワクできることなら、とことんやってみる価値がある。何度も失敗を重ねたとしても、そこからさまざまなことが学べるはず。人生に無駄なことなんて何ひとつもない。ひらめいた直感を信じて、あちこちジグザグしながら進めばいい。若いエネルギーを武器にしながらアクションあるのみ。計算高くて浅はかな作品ではなく、自分らしく愚直な作品を創作していこう!