すべては皆、実学である

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「今日の学問は全て皆、実学である。昔の学問は十中八九までは虚学である」という伊藤博文の名言がある。
この言葉は、儒教に影響を受けた東洋思想の色濃い江戸期までの学問などは否定すべきで間違ったものである。そんなものまったく必要ではない。それよりも新しい日本にとって一番基本にすべきものは、西洋の政治や科学技術文明、生活様式こそがこれからの日本が発展するために、もっとも大切なことだからやっていくしかない、という決意を表したものだ。
今日の日本も同じような歴史的な岐路に立たされている。古いタイプのしがらみから抜け出さないと世界の流れに遅れてしまうだろう。江戸から明治に代わった時のような変貌のタイミング。新しい風に不安よりも期待にワクワクさせられる。さまざまなものが大きく変わってくるからチャレンジあるのみ。ただし、手本にするべきものはハッキリとしていない。世界中、どこの国も混沌としている。だからこそ、イマジネーションの出番だ。想像力を使って切り拓いていく。美学の力で素晴らしい未来を掴んでいこう!