ファーストタッチ

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新しい何かに挑戦した時は、最初のステップが大切になる。ちょっとでも上手くやることができれば、その喜びが引き金になってスイッチが入る。言いかえれば、小さな成功体験でも得ることができれば、この次はもっと頑張ってやろうと意欲満々に取り組めるようになる。これは自分には合いそうなことだと、未来を明るくイメージできたらしめたものだ。
つまり、どんなわずかなきっかけも馬鹿にしてはいけない。ひとたび勢いに乗ってしまえば、意外と止まらなくなるものだ。「もしかして私って天才なの?」と、自画自賛の果てにプラス思考になって、積極的に可能性を探っていこうとする。やればやるほどその魅力に取り憑かれて、あらゆる創意工夫を自然としていけるはずだ。
ところで、吉田朱里さんの良いところは、スランプに陥っても、現実から逃げようとしないことだ。さまざまな壁にぶち当たるたびに、本当に好きでやっているのだから、失敗は成功の母だと信じて踏ん張っている。創作は好きだと心の底から思い込むこと。好きこそものの上手なれ。彼女のそんな思いが小さな自信に繋がり、創作意欲を掻き立てていくのだろう。