運は運ぶもの

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先週、NHK総合で昨年9月に行われたカーリング女子日本代表決定戦のドキュメンタリー番組が放映され、北京五輪への切符をかけて、先に3勝した方が勝者になる頂上決戦と舞台裏を振り返る。この戦いは、ロコソラーレ(北京五輪代表)は北海道銀行の正確無比なショットの前に後手を踏んで連勝を許して、いきなり崖っぷちに追い込まれたシーンから始まった。

第3戦の直前、これまでの2戦を振り返り反省する。私たちには運がない。神様は勝たせたくないのかも。ならば、自分たちで運命を変えるしかない。どうすれないいのか?そこで、アップや食事などの時間を捨てて、スマホ検索で運を良くすることを調べてみると、どこか格好つけて浮かれていたことに気付く。ウチらのモットーは『一戦、喜怒哀楽大爆発』。それを忘れてすましていた。いろんな感情を押さえていた。だったら好きにやろう!派手にやろう!この舞台を満喫して運命変えよう!と開き直って、絶体絶命の窮地から反撃して、大逆転で代表の座を射止めたのだった。

試合後、吉田知那美選手がSNSに運の解釈についてと題して、「私が『運』と訳したのは、LuckやHor handのこと。このLuckやHor handは誰でも持てる力ではなく、どの大会でも一人か二人、何を投げさせても決まる。何をしても良い方に向かう特別な人のこととして話されます。私たちはこれは誰でも持てる力ではないと考えていて、高いカーリングスキルと自信、戦う恐怖心を上回る高揚感と、自分が取り組んできた努力への揺るぎない確信が揃ってるに訪れる力だと認識しています」と心情を書き綴った。もう一度、このことを思い出してメダルへ向かってリスタートしていこう!1試合でも多く、彼女たちとともに喜怒哀楽を大爆発させるオリンピックになりますように!