一灯照隅 万灯照国

 

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「一灯照隅 万灯照国(いっとうしょうぐう ばんとうしょうこく」とは天台宗の開祖 最澄の名言。この言葉は、一人ひとりが自分の身近の場所を照らしていくこと。それだけでは小さい灯かりかもしれない。しかし、一隅を照らす人がどんどん増えて万の灯かりになれば、国全体を明るく照らすことができる力になれるという意味だ。

まずは自分が今やるべきことに最善の努力を尽くしていく。おのおのの人生にある小さな幸せを掘り起こす。これは自分にしかできないことだと使命感を持って生きること。そうやって積極的に取り組めば、その姿勢に感銘を受けた人たちが、何かできることをやろうと動き出す。一人ひとりの小さな希望を紡いでいけば、大きな夢のエネルギーになることを信じる。破片のようなものを繋ぎ合わせて、明るい光るを創り出す力に貢献していくのだ。

だからこそ、私も人々の好奇心を掻き立てられるギャラリーを目指して頑張りたい!好きこそものの上手をモットーにして、どんなことでも愛着を持って興味を持てば、美術がいっそう楽しくなっていくだろう。そこから生まれてくる繋がりによって、さらなる豊かさを膨らませていけるはずだ。決して大きなことはできない。だけど、志のある仲間たちと切磋琢磨して、片隅で情熱を燃やして照らしていくのみだ。