花の五十代!

f:id:gallerynakano:20220330224500j:plainいわゆる50代になれば50代の楽しみ方がある。私は実際にこの年齢になってから、今しかできない楽しみに気付かされている。20代の頃は歳を取ると体力や気力が衰えて、不自由になるとネガティブなイメージを持っていた。しかし、それは大きな間違いで、歳を取ったら取ったで、その個性を活かしたら良いのだ。もの忘れは嫌なことに使えばいいし、力が入らないことは穏やかさに活かせばいい。とにかく、年齢にあった楽しみを見つければいいのだ。過去の自分に執着さえしなければ、老化もひとつの成長である。新しい自分の生き方だと開き直ることが大切になるのだ。

ちなみに私は50代になってから、年下の仲間を先生にして勉強会を開いている。ちょうど社会も大きく変化している時代。タブレット端末で描いたデジタルアート作品をはじめ、パソコンでソフトウエアを使って生まれた音楽、自ら製作したものをSNSに投稿して情報発表するなど、これまでになかった手法などが次々に台頭している。それらについてレクチャーを受けていく。決して若者に媚びている訳ではない。あくまでも仕事のためで、最低限の知識がなければならないから頑張るだけなのだ。

つまり、やるべき宿題を先送りしない。今更やっても仕方がないと思わずに、未来を明るくする小さな努力を信じよう。後ろ向きにならないように欲や見栄を捨てていく。どこまでも成熟するために未熟さと向き合い、新しい知識習得に意欲を燃やして、その時々の自分を育ててみようと思う。