個性

人は誰でも自分にしかない個性を持っている。それはまわりと比べてどうのこうのではない。その人の人生はその人にしかない。それが好むと好まざるとにかかわらず、たった独りの立派な個性として成り立っていく。それゆえ、例え上手く発揮できたとしても自惚れてはいけない。反対になかなか思うようにいかなくても心配することもない。それらすべては私の持ち味だと開き直ればいい。どんな自分でも自分なのだと肯定し、個性的に生きていると思えばいいのだ。

つまり、自分自身の個性を発揮するためには、自分らしい価値観で生きていればいい。世の中にある楽しいことや面白いことに合わせることはない。言いかえれば、自分らしさを現実的な視点で知るために、さまざまなことに積極的にチャレンジしていくこと。どういう結果が出てくるかなど考えずに、今やろうと思ったことを一生懸命に取り組もう。たくさんのことを経験していけば、その分多くのチャンスにめぐまれる。そうこうするうちに好きなことや得意ことが掴めれば、人生のメインテーマやモチーフへの出発点になるだろう。だから、長所も短所も個性になると信じて、その可能性を繰り返して探っていこう。