漫画家 赤塚不二夫の言葉に「自分が最低だと思えばいいんだよ。自分が一番バカだと思えばいいんだよ。そうすりゃ、みんなの言うことがスーっと頭に入ってくんだよ」がある。
ただいまギャラリーで、初めての個展に挑んでいるミヤジスズカさん。自称、学習能力が低くて、失敗ばかりの人生。たしかに何かを理解する速度は遅いけど、それなりに学ばなきゃいけないことは身に付いている。むしろ、何食わぬ顔で知ったかぶりはしないし、わからないことは素直にわからないと言い、何度もでもしつこく質問してくるから頼もしい。
どんなに精巧でも嘘というものは必ずばれる日がやってくる。実態に伴わないハッタリや独りよがりの思い込みは、いずれつまらないプライドで覆われた化けの皮が剝がれる日がくる。この1年、彼女がここまで成長することができたのは、いつも頭を低くして、いろんなことに謙虚な姿勢で触れていたからだろう。
だから、美術に見捨てられないように、とにかく一所懸命にしがみついた。そう、ネバーギブアップ！どこまでもあきらめない。夢や希望を終わらせてはいけない。辛いことや苦しいことは火事場の力を目覚めさせ、新しい才能を引き出すきっかけになるはずだ。このまま愚直に創作をして、成長していくことを期待している。もっと頑張れ！
