自由と勝手

いわゆる自由と勝手とは似て非なるもの。自由にできる人は、その世界の本質を知っていて、そこで最高パフォーマンスを目指していく。常に創意工夫と試行錯誤し続けて、自分が思うように行動できることを言う。これに対して勝手な人は根本的に違っている。その世界の本質がよくわからないまま、自分の都合のいいように解釈しがちである。それゆえに無邪気に無責任に適当にやってしまう。何でも思いつくままいい加減にしかできないことだろう。

だから、表現の自由謳歌していくには、その世界の本質を理解した上で、自分らしい個性を活かせるように、今やれそうなことにトライすることが大切だ。実際に自分自身で取り組んでみて、さまざまな体験をしていくうちに、フィットしてくるものを見つけ出すことで得られてくる。

つまり、なんだかんだ言っても、自由という言葉の持つ意味は重いもので、それを自在に使いこなすのは簡単ではない。その世界に必要最低限の能力がなければ、いざ、自由に何をしても良いですよと言われても、行き当たりばったりの滅茶苦茶になるだけだ。しっかりと自由というものを理解し、自由というものを楽しく享受して、自由を主張していくには、その世界のいろはを知るべしと思っている。