劣等コンプレックス

岡本太郎の名言に「劣等コンプレックスから抜け出すためには、その劣っている面じゃない、素晴らしいほうの面から自分を見返して、駄目ならかえって面白いじゃないか、というように発想を変えてみることだね

そうすれば心がもっと自由になるし、心が自由になれば周囲の視線も気にならなくなる」がある。いわゆる『コンプレックス』とは、自分の心に重くのしかかるもの。過去に失敗したことなどで、消極的な気持ちが生まれて、そのことに強く支配されている心理状態。それに付け加えて『劣等』という、他人に比較して力不足であることを重ねて強調するのは、そんな負のエネルギーをリバウンドさせて活用すれば、積極的に生きることに転じるきっかけになる。

つまり、劣等コンプレックスから逃げてはいけない。相対的なことでどうのこうの言われてもいいじゃないか。世間一般の人の評価なんて移ろうもの。一時のうちに変化していく。他人にどう見られるかどうかは関係ない。自分の好きなこと、信じることをすればいい。世の常識にとらわれてはいけない。いつも自分なりに発想や視点で吹っ切って変えてみよう。

 逆境エネルギーとはモチベーションを高めるために役立つもの。何かでマイナスがあったとしても、反対側から見れば、プラスになることも多いから、ミスや失敗、トラブルがあっても肥やしなると考えよう。岡本太郎の言葉はピンチはチャンスの始まりと言いたいのだろう。