知ろうと根性

日常生活で何か知りたいことができた時、インターネットを使えばすぐに検索して調べることができる。ただし、それは誰かが必要な情報を書き込んでくれている場合で、すべての情報が適切に網羅されているわけではない。だのに、このことはついつい忘れられて、検索すれば、何でもわかると思いがちになりやすい。もちろん、かなりたくさんのことがわかるから、いつの間にかネット検索すれば、あらゆる情報が手にできるような錯覚に陥るのだろう。

私は美術談義する時にタブレットを使って美術情報を調べることがある。これはわかりやすく伝えたい時やハッキリと思い出せない時、はたまた、初めて教えてもらう時などに検索すれば、話しの花がきれいに咲くので利用することが多い。これを私は知ろうと根性と名付け、初心者のように一から学び、断片的な知識を整理し直して、できるだけで正しく覚えることを目的にしている。ある程度、関連あるものを頭の中でまとめておくと会話する時のネタに困らなくなるからだ。

こんな感じでネット検索で日常が豊かになるのなら大いに活用すべきだと思う。頭も会話もモヤモヤしたままでは、余程の発明ができる天才以外は身心によろしくない。知り得たことを使って語り合い、そこから何かを発見して楽しめば、豊かな時間を育んでいけるはずだ。もの知りのAIを仲間にして、ユニークな美術談義を楽しんでみよう!