果報は寝て待て

いわゆる運と呼ばれるものは見た目よりも平等なもの。意外と公平に分配されていて、巡り巡って誰にでも訪れる。だから、自分はまったくついていないとか、不運な星のもとに生まれたとか言って、嘆いても仕方がない。たしかに今は運を手に入れられなかったが、これでおしまいだなんてことはない。いずれどこかの時点で目の前に現れてくる。もう駄目だと諦める人ならそれまでになるけど、なんとかしようと努力をやめない人なら、次のチャンスがなんとなしにやってくるはずだ。
ことわざにある「果報は寝て待て」。自分にできることをしたら、あとはどうすることもできない。慌てず、焦らず、成り行きにまかせて、ゆっくりと良い結果を待つことが望ましい。つまり、目標達成に力の限りやるべきことをやれば、あとは天の意思に結果をまかせるつもりでいた方がいい。こつこつと最善を尽くしていけば、そのうち良い結果が向こうからやって来る、幸運とは辛抱強く待っているうちに手にすることができるもの。どこまでも自分の才能を信じ、気力を奮い起こして続ければ、チャンスはすぐそばにあるだろう。