我流

経営学ドラッカーの著書に「選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである」という名言がある。

とにかく現世は何をするにもネットの時代。なにしろありとあらゆる情報が瞬時に手に入れるし、買い物から教養娯楽に至るまで、そのサービスは無限大に広がるばかりで、もはや人々の暮らしに欠かすことがはできない。しかし、こんな便利なものに日々頼ってしまうと、だんだん自分の頭で考えようとしなくなる。そうなってくると自分らしい発想や感覚が養われず、その人らしい個性が生まれないだろう。

それ故、手探りしながら我流で力を試すしかない。ネットで答えらしものを選んでも、すぐにボロが出て駄目になるだけ。そもそも若者は自分の能力がどれくらいなのかがわからない。いわゆる人生の経験値が足らないから、自分の取柄とするものがハッキリとしない。ここは若者らしく今一番やりたいことをやるべし。夢中になれるもの見つけて、試行錯誤を我流で押し通せば、だんだん上達して成長できる。つまり、志定まれば、気盛ん成り。熱くなれるものが見つかれば、後は何とでもなるから、自分の感性でそれを発見することだ。