「トマトにねえ いくら肥料をやったってさ メロンにはならねんだなあ トマトとねメロンをね いくら比べたってしょうがねんだなあ トマトよりメロンのほうが高級だなんて思っているのは人間だけだね それもね欲のふかい人間だけだな」という相田みつをの詩がある。
これはつまり自分らしく生きていけばいいのだということ。とかく人によく見られようすれば、あらゆることにふりまわされてくる。世間が自分のことをどう思うのかなんて考え出したら切りがない。ついには自分の個性や長所まで見失って、何もかも付け焼き刃になってしまうだけだ。
だから、隣の芝は青く見えても気にしないこと。自分と他人のことを比べて、どうこう言うのはくだらない。それより他者の良さを尊重して理解すればいい。大切なのはマイペースで生きること。自分の価値観で満足して納得できればいい。自分が好きなこと、確信が持てることに従って生きよう。