手応え

岡本太郎の著書に「芸術でも音楽でも、映像、ファッション……。ものを創り出すことに自分を賭けている人間は大勢いる。何のために?いいんだよ。ためではない。ぶつけたいから、ぶつけるんだ」という言葉がある。

自分にとって一番熱くなれるモチーフというものは、いくら探し回ったとしても見つからないもの。なぜなら、直感によって出会うしかないから。ピンとくる研ぎ澄まされた感性は、自分に必要なものだと教えてくれる。いわゆるメガデータで適正なものを見つけるよりも、はるかに本能的な直感で掴み取る方が信頼に値する。

だから、自らのアンテナで感じるものを大切にしながら取り組めばいい。さまざまものに感覚的に触れるうちに、どういう周波数がキャッチできるのかがわかってくる。そうして自分の感度に気づけば気づくほど、より一層新しいことを知りたくなるだけ。つまり、いつもチャレンジ精神を持って接すれば、自然と好奇心が掻き立てられて、そこにやりがいを強く感じていけるだろう。