育む

子どもの良さとは言えば、やはり無心さや純粋さであって、それが素直に発揮されれば、まばゆいばかりの魅力を生み出す。これはできそうもないとか、上手くいかないなんて、微塵も思っていないから、失敗をまったく恐れていない。むしろ、誰かがやってできることなら、自分にもできるかもしれないと思い、積極的にやってやろうと取り組む。楽観的な思い込みが可能性を広げて、背伸びしながら努力するうちに、背が少しずつ高くなっていくものだ。

昨日、佐々木範子さんと倉田美絵さんが講師を務める子ども向けワークショップを見学した時に上記のようなことが頭に浮かんでくる。みんな作品つくりに集中して夢中になっていて、外の暑さに負けない熱気がむんむんとしていた。こんな刺激的な雰囲気は簡単に味わえることではない。子どもたちの表情はイキイキとして、楽しいから笑顔になっていた。お二人はこんな空気を創り出すから素晴らしい。豊かな感性はこうやって育んでいくのだろう。