エナジー

岡本太郎の著書に「僕はいつでも最低の悪条件に自分を突き落とす。そうすると逆にモリモリッと奮い立つ。自分が精神的にマイナスの面を背負い込む時こそ、自他に挑むんだ。駄目だ、と思ったら、じゃあやってやろう、というのが僕の主義。最大の敵は自分なんだ」という一節がある。
いわゆる創作活動とは突き詰めればハードルの連続。一つの作品が出来上がってホットする間もなく、また次の作品制作にトライしなければならない。要するに今度こそは駄目かもしれないと考えやすい。もっと善いものをという気持ちが空回りさせる。プレッシャーとの戦いが続くのだ。
それ故にいつもゼロからスタートすることを覚悟しよう。何も失うものはないと開き直ってくればこっちのもの。例え上手くいっても満足することなく、ハングリー精神を持ち続ければ、創作意欲を引き出す力になってくる。どんな時も自分自身を叱咤激励してくれるエナジーになるだろう。