千里の道も一歩より

「小さいところから始めることだ。そして基礎を固めて成長し続ける。これがピラミッドが作られた方式である。これがトップに到達する方式でもある」という名言がある。

この言葉は要するに自分のできる範囲を超えたことまで、何が何でも到達しようと力まなくてもいい。早く功績を挙げようとして無理をしたり、よくものごとを考えずに行っても、決して上手くいくことはない。いくら自分の可能性を信じて、最大限に努力したとしても、いきなり素質が大きく変化したり、伸びていくことは期待できない。才能は段階的に育まれていくもの。こつこつ積み重ねて、ぼちぼちと成長するしかない。

つまり、安易にものごとを考えてやろうとしないこと。こうすれば効率よくできるだろうと、近道ばかり探すようではドツボにハマるだけ。例えやっていることが目に見えなくても、しばらく辛抱強くやり続ければ、必ず手応えは生まれてくる。だからこそ、一歩一歩着実に積み重ねて、まずは人として成長していくこと。今の自分を乗り越えていく、目の前の課題に集中していくことが大切になるのだ。