千里の道も一歩より

ここ数年、まだまだ土台ができてないのに、ハイレベルなことを無理矢理やろうとする人を見かける。一足飛びに能力を高めようとして、勢い余って足元を踏み外し、途方に暮れる人と出会うことがある。いわゆる物事には必ず順序というものがある。何かことを上手く運びたいなら、それ相当の順序を追っていくしかない。

とにかく、まず一番の基礎的なことを修得しなければ、やることの意味を見い出せない。いきなり最上段へ登ったところで、最上段に立つ素晴らしさが理解できない。だから、基礎を知ることを避けて通れないことはできない。はじめのうちに基礎工事をしておかないと、あとから志という柱は立たないだろう。

つまり、小さいことからこつこつやり始めること。最初は大したことができなくても、しっかりと基礎を固めていけば、だんだん可能性が広がっていく。ごく平凡なことも馬鹿にせずに、粘り強く積み重ねれば、明るい未来への試金石になるはずだ。いわゆる千里の道も一歩から!しっかりした基礎を固めて、根っこを太くするだけだ。