永久の未完成

宮沢賢治が残した「永久の未完成、これ完成である」というの名言がある。

創作の世界で生きるということは、チャレンジャー人生を全うすること。美術家と呼ばれるうえで、個性的な作品を制作するために、いろいろなことに創造のヒントを求めて生きるしかない。とにかく、作品には完成というわかりやすいゴールなんてない。例え一流になったとしても、いくら高い評価を得たとしても、世の中は常に変化し続けて移り変わる。すぐに新しい価値観になるから既成概念に捉われずに取り組む必要がある。

だから、たやすい答えに満足することなく、どこまでも可能性を問う求めよう。新しい世界観を発見するために先入観と固定観念を捨てていく。これで大丈夫だと思えば、創造力は止まるだけ。何かに刺激的なものに触れたとしても、緊張感がなくなった感性は響かない。それ故、創作人生を生き抜くには変化を絶えず受け入れること。まず自分自身で感じてみよう。どんなにレベルアップしても完成なんてない。いつも未知の発見にこだわって、終わりなき創造の旅を楽しめざいい。