ぎこちない世界

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いわゆる子供の絵が持つ魅力と言えば、いつも何か新しい空気を漂わせて、ワクワクさせてくれるからだろう。センスやテクニックというものを度外視して、純粋で恐れを知らない大胆さによって、キラキラとかピカピカという天然の輝きを放つ。そこには美しく洗練されたものになく、ダイナミックな世界観が表現されている。既成概念のない自由奔放さと斬新なイメージがあって、様々な文化に触れた大人にはできない面白さを持っている。
つまり子供の絵に学ぶことは、これまで常識だとされる美意識に縛られず、イレギュラーな表現の中にある新常識を発見し、偶然に生まれてきた美を楽しむこと。日常の中からはみ出した不思議な世界に招き入れること。美術家は子供のような魂(精神)が良いと言われているゆえんだ。ぎこちない世界に潜む、想像の破片を繋ぎ合わせて、ユニークな創造を生み出す力だ。小さなことでもいい!自分にできることを何か見つけて、新鮮な刺激を与えながら、創作していきましょう!