若さ

世の人の若さと言われるものは、およそ2つの種類にわけられる。1つ目は活き活きとした生命力を醸し出す生物的な若さのこと。一般的に18歳くらいまでは特別に何もしなくても、どのようにでも形を変えられるしなやかな柔軟さを持っている。まだまだ何者でもないから気負うことなく、自然の流れにまかせて自由自在に生きていけばいい。

もう1つは年齢と無関係の若さのこと。いくつになっても夢と希望にあふれ、チャレンジする勇気に満ちて、いつも新しいことに興味を持ち続けるかぎり、エネルギッシュな若さを燃やし生きられる。要するに自分がやるべきことに喜びを見出して、素直に真正面から取り組んでいくだけ。初心者のように素直な心を持ち続けたら若いままである。

ところで、ギャラリーで来月初めて個展を行うレ昇るさんは向上心にあふれている。ここで出会う人たちとのコミュニケーションで、面白いと感じたことはすぐに受け入れて勉強する。とにかく積極的に学ぼうと意欲と好奇心を掻き立てて、少しでもできることを増やそうとしている。そんな姿勢が若さを創り出し、明るく制作しているのだろう。