本当に素敵だなと心から感じられるものは、何気ない風情にそっとたたずんいる。あまりにも自然に溶け込むため、つい看過ごしてしまうことはよくあること。そんな見えにくいものを見つけるには、頭の中でイメージを膨らませていく力、いわゆるイマジネーションが必要になってくる。いろんな視点から触れてみることで、これまでになかった発想が生まれて、新しい刺激を感じる日常へ変化する。常識や習慣というもので目隠しされたものを開放し、興味を持っているものを自由に楽しめるようになるのだ。
だからいくつになってもイマジネーションさえあれば、どんな時も豊かなイメージを創り出し、人生を味わい深くしてくれるもの。いろんなことに好奇心のアンテナを立てて、幅広い刺激を求めていくこと。そうすれば創造の世界と出会うチャンスは大きくなっていく。例え大人になっても子供のように素直な心で、どこにでもあるものでも魅力を発見して、頭の中をワクワクさせてくれるだろう。つまり、なんでも自分らしい想像で接していくこと。その創意工夫から新鮮味が生まれ、好奇心が強くなって、身の回りにある美を発見できるのだ。平凡な日常を彩るために、常識や知識の枠に捉われず、イマジネーションを活かしていきましょう！
■岸透子 水彩画展 2020年5月21日（木）～6月14日（日） 11:00-18:00 お休み 月・火・水
