ガッツだぜ!

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高校時代、私は陸上部の選手だった。中学3年の時にたまたま市内陸上大会で
1位になったことがきっかけになって陸上に目覚めたのだが、今になって冷静に
当時の実力を考えると、バスケット(中学時代の部活)の選手としては足は速いが、
陸上選手としてはワンパンチ足らなかった。まあ、それは努力不足だったのかも
しれないし、素質が思った以上になかったことに気が付かなかったのかもしれない。
卒業してしばらくは大成できなったことに後悔していた。また、その頃は若くて無力
だから自分の思うように人生を歩めていなかった。歯がゆい日々が続いていた。
だけど、「必ずなんとかなる」と信じていた。正確に言えば、世間を知らないことが
幸いだった。今のようにやたら情報が多い時代だったらそのことでつぶされていた
だろう。悶々としていたが、どこかで希望を感じていた。それとやっぱり陸上部を
辛くても挫けてもやめなかったことで養われた「根性」が私を大きく支えていた。
真正面から生きて、山あり谷ありの中で育った根性は想像以上に磨かれていた。
そう言えば、小学校時代にしていた少年サッカーの監督にも「へたくそだけど、
根性はある」と評価されていた。そう考える「根性」が一番素質があるかも知れない。
しかし、根性は磨かないとすぐに錆びるもの。そんな私の根性をずっと磨いてくれた
ものとは、やっぱり高校サッカーに間違いない。ただし、選手とフラットな関係では
ないと曇ってしまう。先輩風を吹かして、上から目線では真の応援ではない。
どこまで行っても本物の青春を味わないと根性は根性でなくなる。
これからも彼らの若いエネルギーをもらいながら光らせていくつもりだ。