一所懸命

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私は若い頃から見聞を広めるために、よくあちらこちらと動き回った。会いたい人、観たい美術展、その他なんでも果敢にトライ。それが40歳になった頃から仕事で身動きが取れなくなる。美術の世界は移り変わりが激しいもの。正直、置いて行かれるような気がして焦った。しかし、信頼できる情報をくれる仲間と、それまで培ってきた経験と知識のおかげで、観ていないものでも感覚は持てるようになる。イマジネーションで足らないものをカバーできるようになったのだ。もちろんまだまだ完璧ではない。だから毎日、本を読んだり、ネットで美術情報を閲覧したり、さらに地元の美術家などと語り合って鍛えている。そうさ、今できることのベストを求めることで道は開けていく。一所懸命に頑張ることで日々は楽しくなっていくものだ。