値段

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美術作品の金額は一般社会から見たら実に複雑なもの。たった千円でも高いと言われるものがあれば、かなり高額な値段であっても安い言われるものがある。これを簡単に言ったら一般人の感覚ではなく、目利きの人、要するに値打ちがわかる人が相場を決めている。しかもそれは意外に妥当な金額。例え一時的には吊り上げたとしても、そんな無理矢理な価格は長続きしない。テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」ではないが、その道のプロがプライドをかけて作品を鑑定するのだから、それなりに根拠のある評価額になる。作品を売って勝負していきたい人は、このメカニズムを理解しなくてはならない。制作した日数や時間を基準に作品の値段を決めるのではなく、それまで活動してきた中で得た評価や同じようなキャリアの人の作品価格を見て参考にする。このことはじっくりと経験を積み重ねていけば理解できるようになってくる。よくわからない時は信頼できる人に相談して学んでみよう!※このイラストは寺田幸子さんです。