昨日、若者から「プロの美術家とは、どういう人を言うのですか？」と聴かれたので、すぐに「プロ根性を持っている人ですよ」と答えた。なぜならプロの美術家と呼ばれる人は、自分には素晴らしい能力があると信じて創作している。しかし、どんなに自分が上手くなっても上には上がいる世界。さらに同じようなレベルの人は山のようにいて、このまま頑張っても無理だと空しい気持ちになりやすい。やはり自分にはこれくらいしか才能がない。そう思い込んで落ち込むのだ。いや、そうじゃないんだ。俺がやらなきゃ誰がやる！そんな美術を愛する力がエネルギーになっていく。挫折しそうな心の闇を追っ払って、未来に向かって創作してやるぞと奮い立たせる。いわゆる根性だ！勇気を持って新しいことに挑戦する意欲が湧いてくる。プロフェショナルとは意外と泥臭いもの。どんな苦労をしても我慢をしても、創作していく根性を大切にしていこう！
■ときわ公園 夏の美術室 2016年8月3日（水）-31日（水）10:00～16:00（入場は15:45まで） 火曜日休館（ただし8/16は開館） ときわミュージアム 宇部市野中3丁目4番29 http://www.ube-museum.jp/
