ファーストタッチ

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先日、友人がある作品展に行った時に、会場に来たとたんにいきなりスマホなどで作品を映している鑑賞者に違和感を覚えたと語った。さすが親友!そこに気が付くなんて素敵なこと。私もまったく同感だ。目に焼き付けるというのか、感性にインプットするのがファーストだ。感動とは感じて心が動くこと。そのチャンスを逸しているとしか言いようがない。これが余韻に浸って映すのならともかく、何があるのかよくわからないまま映すのは無茶だと思う。美術は最初に触れる瞬間が一番大事だ。自分なりのひらめきに基づいて、一つの思いを築き上げる世界なのだ。例え平凡なひらめきと言われてもいいじゃないか。自発的に積極的に感じていくことで新たな道が切り拓ける。自分にしかない正解を求めて、何事も真っ裸のまま触れていこう!