問い

美術はいろんな分野があって、いろんな表現があって、いろんな価値観がある。それは国によって、信仰によって、老若男女それぞれによって美しいは違ってくるためだ。この世の中には多種多様な世界が混在している。すべてことの面白さを知るなんて不可能に近い。よくわからないことは当たり前。たとえ無知だと言われても恥ずかしくない。本当にわかっている人の方が少ないのだ。だからと言って知らないことに甘えるのはやめよう。わからくてもいいじゃないと開き直ることが一番よくない。素晴らしいと言われる創造に触れて、どのようなコンセプトで、どのようなイマジネーションで生み出されたかを少しでも知ること。たったわずかな破片にでも気が付くことで創作への喜びは生まれてくる。ユニークな発想から生まれた問いは答えよりも重要なのだ。ある問いから見えてくる新しい世界。その発見を喜びにして、楽しみながら美術の道を歩みましょう！