孤独力

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孤独と呼ばれるものと、どう向き合って生きるのか?それは美術家としての資質に関わる大切なことだろう。決して孤独とは寂しくて悲しいものではない。ぼんやりとひとり時間を過ごすこと。社会の喧騒から離れて自分を深く知るためにある。それによって悩んでいた創作のヒントが生まれたり、新しい作品のコンセプトが浮かんだり、抱えていた問題の糸口が見つかってくる。ひとりでいる孤独な時間こそ、創造の泉が湧くために必要不可欠。思い切って内面に意識を向けてみよう。そして、自分自身の孤独力を高めて、才能を豊かに育む時間にしていくのだ。
つまり美術家とは群れることが嫌いな人のためにある。人と同じことをして喜ぶようでは存在する意味がない。世間一般の常識や流行に染まって、みんなと同じになることに線を引く。自分らしい持ち味を活かし、人と群れずに創作していくこと。自分自身の信念に基づいて仲間外れも恐れない。一匹狼になって独自の表現を目指すのだ。こうやって自由なイマジネーションが生まれ、既成の枠からどんと飛び出すことができる。だからそこから逃げずに、上手くリバンドさせていく。創作の答えはいつも自分の中にある。孤独とはそれを発見するためのゾーン。たった独りで自由に歩けるように頑張っていこう!