30代

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私が中学2年生の時に母が始めたギャラリー。その39年間の歴史を振り返ってみると、いろんな法則があることに気が付かされる。中でも美術家になれるかどうかの分岐点は、30代にあることはまず間違いないだろう。ただし、これは実際に美術家として活躍していないと駄目だいう訳ではない。極端に言ったら美術に関わっていなくても大丈夫。要するに学び直す力。また一から美術を学んでいこうという意欲。若い頃から美術を勉強するのはとても大切なのは事実だ。だけど30歳を越えてから、もう1度若い時と同じくらい、情熱を持って取り組める人に創作の神様は微笑んでくれる。人は生きている以上、変化していく生きもの。その変化ポイントをどこにするかは人それぞれだが、右肩上がりの成長期の終わった30代に、再スタートできる強いハートの持ち主は美術家になれる。心身ともにもっとも変化する世代。一番やりたいと思うことに取り組んでいく。そんな人は何歳になってもやっていけるはず。若さの勢いのなくなった時に美術家としての本当の真価が問われるのだ。