関心力

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先日、「どうやったら感性は豊かになりますか?」と、美術家志望の若者に尋ねられた。そこで「自分は何に関心があるのかをいつも意識していたら感じるものは広がりますよ」と答えた。そう、感性を磨くには何も特別なことをする必要はない。日常のあちらこちらに転がっている、小さな興味の破片を楽しんでいこう。自分の周囲にあるものに触れて、じっくりと味わい噛みしめることで、新しい感性はぱかっと開くもの。ずっと面白いネタはないのか、こだわって見つめたら、チャンスは目の前に現れる。哲学者 ニーチェの「足下を掘れ、そこに泉あり」という言葉のとおり、一番大切な成長へのヒントはいつも一番近くにあるのものだ。それに気が付くかどうかが、その人の才能というものになるのだろう。