リベラルアーツ

f:id:gallerynakano:20200518214840j:plain

リベラルアーツ」とは、人間性を豊かに育む幅広い知識や物事を深く専門的に追求する上で、土台となる基礎的学問の総体、あるいはそれを身につけるための教育手法を指す言葉。日本語では一般的に教養と訳される。私が若い頃、一般の方々はリベラルアーツによって美術を語っていた。専門的な美術情報が少ない時代。それでも美術に直接結びつかない教養で楽しむことができた。これはサビエル一行が約500年前に山口市に来た時に、専門的な通訳がいなくても、それなりに上手く対話できたのは、おそらく当時の人々の多様性に富んでいだ。リベラルアーツがあったからだと思う。それなのに今現在は乏しい空気が漂う。スマホなどの携帯端末のおかげで、その場で専門的な情報が得られる反面、いろんな角度から本質に近づくために、アイディアなどがいらなくなった。もやもやせずに答えが出てくる。本当に自分にとって、正しいのかどうかわからないものに、行き当たりばったりで信じてしまう。果たしてこれでいいのか?⼈を良い意味で束縛から解放するための知識、⽣きるための⼒を⾝につけるための⼿法。「リベラルアーツ」を意識して、日々のドラマを発見していこう!