本日は当ギャラリーの創設記念日。エイプリルフールの日にオープンした。当時、私は中2になったばかり。真面目な人たちが多くて、堅苦しい空気が流れていた。しきたりや作法を重んじる時代。そそうや悪さは誰かが見ているもの。神様や仏様よりも怖い世間様が存在していた。そんな中、ギャラリーは一途な思いを乗せて出発した。県内初の公立美術館開館一年前。まったく無謀な旅の始まりではあったが、市民の文化意識の高さに救ってもらった。次々にいろいろな出会いに恵まれて、交流の輪が広がっていく。新しい風を求める人たちに背中を押されていった。もちろんアンチの方もたくさんいた。否定的な意見はそれなりに浴びせられた。とは言うものの、この方々がいたからこそ、ファイトを燃やして知恵を絞った。ある意味恩人なのだ。そのように考えたら、みんなみんな必要な登場人物。ありがたい出会いなのだろう。やっぱり地球は丸いから時間と共に丸く丸くなっていく。それはさておき、母が始めたギャラリー。もしかしたら「嘘から出たまこと」なのかも。まったく根拠のなく始めたことが、何度も偶然が重なっていく内に、ついには本当になっていったのだ。だから志のある人は大きな声で夢を語ろう！今日はエイプリルフール！失敗しても恥ずかしくない。「嘘から出たまこと」になる日を信じて、愚直に頑張っていきましょう！
