置き換える

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このたびの大学センター試験で出題された国語の現代文。受験生諸君には申し訳ないけど、文章がとても素敵だと感じたため、何度も読み返しては楽しんでしまった。そう、問題の答えを考えているわけではない。純粋に文章の言葉を心に響かせて、今の自分自身の考え方を問いただした。翻訳という職業に真摯に取り組みながら、ユーモアを忘れることのない作者のスタンスは、他の分野にも十分通じるものがあって、美術を語る上で参考になるものがちりばめられていると思った。

ギャラリーも翻訳業と同じようもの。如何に鑑賞者に伝わる言葉で、語ることができるのかが大切だ。「普通の読者はもちらん言語哲学について考えるため、翻訳小説を読むわけではない。多少不正確であっても、自然であればその方がいい、というのが一般的な受け止め方ではないか」という文章の言葉は、美術の本質を考える時にも役立つものだ。ぜひご興味がある方は予備校などがアップしているものなどでご覧ください。受験生と一緒に真面目に考えると日頃見えなかったことを感じて、これから学ぶべきものがわかってくるかもしれません。日常にある学びのチャンスを活かして、昨日より良い今日にしていきましょう!

■ホットアート展 2019年1月18日(金)~27日(日) 11:00-19:00 定休日 22日(火)、23日(水) 出展者 桑迫賢太郎、永野ゆかり、夏乃木しずく、はやしいくみ、藤山正樹、大和佳太