没頭していく

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「字は一字でいい。一字にこもる力を知れ。花は一輪でいい。一輪にこもる命を知れ」という詩がある。とても短い言葉なのに熱量は半端じゃない。詩人が自分の思いを表現する言葉を、一つ一つ丁寧に選んだ真剣さがひしひしと伝わってくる。この意味は例え才能が備わっていなくても、その人がこれはやるべきことだと自覚さえすれば、ちょっとずつしか進歩しなくても、確実にゴールに向かって進んでいけるはず。自分のしたいことは徹底的にやり抜いていくこと。他の人との比較することをやめて、ひたすら自分のことに専念すれば、そこに活路が生まれるだろう。そんな風に感じてしまった。
つまり小さな努力の積み重ねが小さなしあわせを運んでくる。その繰り返しを愚直にやり続けると次第次第に大きなものにしていく。いつも私にも何かできることはないかと謙虚な心でその姿を見つめる。そして、本気になれることを発見したら思い切って頑張ったらいい!何かに没頭することで生まれてくる緊張感と迫力。この目に見えないエネルギーが作品に乗り移っていく。美術家になるためには真剣な気持ちで、創作していくことが大切なのだろう。