新時代へ

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私は中学と高校の時に部活(スポーツ)に情熱を注いでいた。当時の成績は語るほど立派なものはないが、決して不満足だったとは思ってはいない。むしろ振り返ったらベストを尽くした充実感がある。それ以上の能力がなかったのだから、それなりの成績になっただけ。だけど心身ともに鍛えたおかげで今も元気だ。自分らしく過ごした青春時代は大きな肥やしになっている。
ちなみにその時代に印象深い思い出と言えば、練習後の水道水がめちゃくちゃ美味しかったこと。どうしようもない根性論が堂々とはびこっていて、練習中に水分補給することは許されなかった。まったく根拠のないことがまかり通って、矛盾なんて言葉は肌で覚えさせられた。そんな苦しい部活の練習が終わって、水道水を飲む時の安堵感は忘れられない。きっと辛い練習の緊張感から解放されて、ひと息が入る瞬間の味は格別なものだった。何でもないような小さなことに、あたたかい幸せを感じたのかもしれない。
ところでマスコミによると国連が3月に発表した「世界幸福度報告書2019年版」では、日本の順位は156カ国58位という過去最低なってしまったという。たしかに良い時代だと言い難い面はあるにしても、この順位はあまりにも低すぎるように思う。まず資源
が乏しい島国なのだから、ある程度の不便不自由は許容範囲だと考え、生活を支えるインフラや社会保障なども完璧ではないが、それぞれが日進月歩で整備されていることにも目を向けよう。ことわざの「足るを知る」ではないけど、身の回りある幸せに感謝することで心は豊かになる。世の中をやさしい目で見つめていけば、わずかなことでも味わいが深くなるはずだ。つまり初心に戻ろう。平凡な世界にある美しさを感動しよう!間もなく「平成」から「令和」になる。どんな時代になっても寛容な気持ちを大切にして、世間との柔軟に関わって楽しんいきましょう!