理想

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先週、ひさしぶりに親しい若者がやって来た。彼は20代半ばで仕事をやめて自分の好きな分野へ挑戦し、数年経った現在では少しずつ稼げるようになったという。それは良かった!私はフリーになると言われた時は反対したが、自らの退路を断って真面目に活動する若者に、やはり神様はご褒美を与えてくれるのだ。この調子のまま努力し続ければ、カッコいい大人の30代になれるはず。謙虚さを忘れずに初心を貫くことを祈っている。
そんな若者から「何者かになれとは言わないけど、何者かにもなろうとしない、ゆるい30歳前後の人が増えていませんか?」と意見を求められた。おおー、さすがに若いからストレートな言葉が発しられた。ちなみに彼が言いたいことは、しっかりとした理想がない人は、どこに向かっていいのかがわからず、だらだらと同じようなことを繰り返すだけ。いつも高いレベルを目指そうという意欲がなければ、世間の風に吹かれては向きを変えて、流行っいるものばかりにあやかって、自分自身を深く知ることはできないだろう。やはりこれはおかしいことですよねと言っているのだ。
私は彼の熱い言葉を聴いて、松陰先生の「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」を思い出した。う~~ん、きっと天国で先生は喜んでおられるぞ!そのエネルギッシュな発言は人の本質を指すものだ。おそらくいつの時代も、たしかな志を持って生きている人は少ない。だからこのような格言が生まれたのだろう。人は迷いやすい生きもの。あれこれとフラフラしてしまうのが普通だ。君のように早くから覚悟できるのは素晴らしい。ありがとう!メキメキと成長する彼に刺激されて、こっちの心も炎のように燃えてきた。次も切磋琢磨を楽しもう!