後ろ姿

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昨日、御歳86になる嫁の父親と世間話を楽しんだ。さすがに加齢で動きはよくないけど頭の中は今もバリバリだ。これもいつも新聞を2紙ほど愛読し、また、自発的に様々な出来事に触れることで、絶えず新しい刺激を受け入れている。もっとわかりやすく言ったら、自分の知らないことを見つけては、もやもやした疑問を楽しむ。よくわからないことをなんだろうと捉えて、好奇心を活性化させてワクワクしていく。いくつになっても何かを学びたい精神に溢れているのだ。本当に脱帽すべき心意気。つくづくとまだまだ若輩者だと思わされた。
つまり人生で一番の幸せとは好奇心を持ち続けること。そう、なんだっていい。日常にある知らないことを発見しては面白がろう。そして、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 」というように、よく知った人に教えてもらって理解することが大切だ。このような時は幼稚なプライドを捨てた方がいい。どんなに知ったかぶっても何も変わらない。むしろ本質を知るチャンスを逃して、混迷から抜けられないまま、ただ無意味に時間が過ぎていく。このことは特に30代の人は気を付けた方がいい。10代、20代と違って現状維持しながら発展するべき低成長期の時代。いくら見栄を張っても仕方がない。理想の自分になるにはもっともっと努力が必要なのだ。
私たちの才能はいくつになっても成長できるもの。世間一般の常識や知識に惑わさないことだ。昨日と同じような今日に安住することなく、今日と変わらない明日にならないことだ。判を押したような生活は、許容範囲が狭くなっているだけ。人生は煩わしく思えることもあっても、やはり1人だけでは生きていけないもの。いろんな人との関わりによってのみ成長してできる。はつらつといきいきとしていくには、他の人からいただくヒントを受け止めて、どんな時もそれを学びだと考えて研鑽していくこと。義父の前向きに生きようとする姿勢にいろいろなことを考えさせられた。良い1日になったのだろう。