絞り込む

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失敗は成功の母なのだ。果敢な挑戦で失敗しても、その原因を追究してみたり、欠点を反省して改善することで、かえって成功に近づいていける。もちろん、最初から上手くいって成功したいと考えるのは、とても健全な発想で誰でもがそう思うはずだ。しかし、ビギナーズラックという言葉のように、怖いもの知らずの初心者は、大胆な発想から思わぬ幸運を得ることが多い。それは偶然上手くできて良かっただけで、この次もそのまますんなりとはいかない。挑戦するということは成功や失敗に関わらず、今現在の自分の力量を推し量ることが最大の目的だ。目の前のやるべき課題に直面することで、どれだけ自分がやれる能力があるのかがわかる。本当の自分の姿を知るために、その時の結果にきちんと立ち向かって、消化していくことが大切になるだろう。

つまり自分がこれでいいのだと納得できる価値基準を求めていくこと。何を持って成功とするのかをハッキリとさせないと、ただダラダラと続けてしまって極めて曖昧な人生になりかねない。ついつい流行っているものに目を奪われて、あっちこっちに影響されながら優柔不断な生き方になる。成長していこうという気持ちが強くなり過ぎると、地道なことが効率悪く思えるようになり、いつの間にやらおかしいところに向かってしまう。だからこそ、自分にとって何が一番大事なのかを意識し、自分らしい価値観の条件を絞り込むこと。人の能力は万能ではないことを自覚して、もっとも自分にふさわしいことにこだわるのだ。いつも自分がこれだと信じていけるものを軸に創意工夫していく。人生は例え想定していたことが上手くいっても終わりではない。いつも自分はいったい何ができるのかを問い続けて、失敗しつつも学びながら我が道を進んでいこう!

■小さな祈り 佐々木範子展 2019年11月15日(金)~12月1日(日) 11:00-18:00 定休日 11月26日(火)、27日(水)