一燈照隅

f:id:gallerynakano:20200309215218j:plain


「一燈照隅」とは、まず自分がいる場所を明るく照らせる人間になれという意味。言い換えれば、今の自分を受け入れてできることに努力し、それによって周囲も明るく輝かせること。私は地方でギャラリーを営んでいるため、この精神はモットーだと思っている。決して大きなことはできない。だけど、日本列島の片隅であかあかと希望で明るく照らす人になりたい。そのためにはここでやれそうなことを見つけては果敢に挑戦していく。美術家になりたい人に必要とされるように、ひたむきに美術の王道を歩いていくのみだ。

つまり自分がどこまでも夢中になれることに邁進し、都会などで行われていることに顧みる暇を作らない。とにかく小さな感激を拾い集めて、その感激が何度も起こるからこそ、苦しいと言われる壁は乗り越えられる。だから楽しくて好きだと思えることを第一にこだわっていく。そのことは誰もが面白いと思うことでなくてもいい。もしかしたら自分一人が夢中なのかもしれない。それならそれでいいじゃないか。他人との比較して生きる人生ではない。自分自身が喜びを感じて生きること。心が満たされるものへの努力に終わる日はない。

いつまでも美しい原石を磨き続ける人になれるように我武者羅に行動しよう。プラス仲間たちと本気で理想を求めあえる馬鹿になることだ。画一的な情報に惑わされず、自分らしく生きるために、ユニークな個性を見出されていく。試行錯誤の末に独自能力が高まるように、如何に深くして生きることが大切になってくる。自分のなすべきことに愚直に燃えてさかり、その炎で社会を明るくしていこう!