学問は続く

f:id:gallerynakano:20200406230241j:plain


一昨日、近くに買い物へ行くために自転車で走っていると、道端を彩る桜の花びらが目に入った。この辺りの桜は早く咲いてしまうから、ちらちらと舞い降りる頃になったんだなあ~。嗚呼、なんとも切ない気持ちにさせられる。だけど、これが自然の法則と言われるもので、季節は絶えず変化し続けていく。すべては諸行無常なのだと思いながら、その場をじっと見つめて楽しんだ。

そういえば、松陰先生が言われた「満開となれば、やがて花は落ちる。太陽は南中すれば、やがて陰りはじめる。人は壮年を迎えれば、やがて老いていく。百年の間、必死で勉強すべきであり、ゆったりとくつろぐ暇などない」を思い出す。実に真っすぐで純粋な思いが伝わってくる。若き日々も学問にあくなき向上を目指し、情熱を燃やして勉学に励んでいく。学ばなければ何もできないという危機感が感じられる。

ちなみにこの言葉を私なりに解釈したら、「いくら才能を持って生まれても、学んだり鍛えてやらなければ、宝の持ち腐れになるだろう。また、少しばかりできたくらいで満足していては大成できない。人生を豊かにする勉強に終わりはない。だから高い目標を持ち続けて、どこまでも努力していこう!」だ。これが正しいかどうかはさておき、目の前に松陰先生がいるつもりで書いてみた。おそらく「これはこれいい。だけど、もっと面白くしよう」と、激励してやる気にしてくれるはず。良い影響を与えてくださるから、語り継がれる偉人としてふさわしいのだ。