非凡さ

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なんでもないような基本的なことであっても、これをやり続けることはなかなか難しいこと。言い換えれば、どんな時も何食わね顔でやれるのは、意外とできそうでできないことだ。なぜなら人の心はとても弱いもの。常に変化するものの見方や考え方は、あるいは評価などに振り回されて揺さぶられやすい。頭では正しいことがわかっているのに、世論の圧力に屈して常識をゆがめたり、ルールを自己本位に解釈して曲げてしまう。ちょっとした心の隙間から甘くなってずるずると後退していく。それゆえにいつも当たり前のようにできること、バランスの良い感覚をキープできることは素晴らしい。自分らしい視点をコントロールしながら公平性を保っている。何ごとにもブレない自分らしい人生を全うしているのだろう。

つまり、石ころはただの石ころで終わることはない。時間をかけて磨きあげて光る石になっていくのだ。平々凡々なことを積み重ねていくこと。丁寧に基礎になるものをつくり、その上で努力することで可能性は広がっていく。自分のやりたかったことへ挑戦するための素地を養い、下積みと呼ばれる我慢する時間と向き合おう。たまたま偶然で上手くいったとしも、その次もその次もずっと上手くいくことはない。誰もが知っている平凡で常識的な考えや行動にこだわることが大切になるのだ。夢はそうそう簡単に実現することはできない。しかし、志を支える土台が頑丈だったら心配することは何もない。その人の純粋な思いが胸にあったら、非凡さから独自能力を高めていく。だからこそ、自分らしさを求めていきたいのなら、手の届かないことに挑戦するより、平凡なことにとことん取り組んで、精魂込めて打ち込んでいきましょう!