上り坂、下り坂、まさか

f:id:gallerynakano:20200427000255j:plain


「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、まさか」という格言がある。この場合の「上り坂」とはやることが上り調子になることを言い、反対に何をやっても期待はずれになるのが「下り坂」だ。それぞれ自分を見失わずに、有頂天にならなかったり怖気づくことかなければ、的確に対応していくことができるだろう。この2つに比べて一番厄介な坂が「まさか」だ。これまで得てきた知識や経験、気持ちの置き方などでは容易に解決できない。絶体絶命の窮地に立たされた時に湧いてくる火事場の力が頼りになる。言い換えれば、想定外の「まさか」に出会った時こそ、太古の昔から最高のエネルギーを発揮できる。なんとかしてやってやろうと創意工夫して、通常モードから戦闘モードのスイッチが入る。ありとあらゆる可能性を求めて、知恵を絞って生き抜こうとする。

つまり「まさか」に生きているうちに何度でも出会うもの。なぜなら成長するために遺伝子に必要な刺激があるからだ。すべては自分自身が歩んでいく人生の中で役立つもの。だから何が起きたとしても動じず、簡単に諦めてはいけない。自ら厳しい環境を選んだと開き直ってみよう。そういう覚悟が持つことができれば、新しい発想が生まれてくる。どんな時もひたすら努力し続けて、生きようと心掛けていけばいい。「まさか」を1つずつ乗り越えて、自分らしい人生を育んでみよう。特に美術家になりたい人だったら、そんな生き方に挑戦した方がいい。ピンチになっても負けず、リバンドさせて能力を高めていく。ビビット来る直感を信じて、創造の世界を楽しんでいきましょう!