人徳は、才能の主人

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今年の春に天国へ旅立った野球界の偉人。独特な語り口調で数多くの人を魅了していた。その名文句は野球選手に限らず、一般の人にも勇気を与えてくれた。また、生きていくために自分ができることを考えさせられた。

例えば、人にはそれぞれ生まれ持った才能や素質がある。それをどのように活かしていくのかが問題だ。最初から普通よりも劣っているからって、簡単に諦めてしまうのはもったない。飛び抜けた才能に恵まれていなかったら、劣等感をバネにして努力すればいい。いわゆる伸び悩む人は必要以上に自信を失っている。まずは他人と差があること、自分は劣っていることを認めること。どうやったら差を埋められるのかを、現実的に考えることで活路は見い出されていく。これこそが弱いものが強いものに勝つためのただ一つの手段。ちょっとしたことを自信に繋げて、その人のやる気を活性化させていく。そのような助言をわかりやすい言葉で伝えるから、心の奥底まで本質が響いて頑張れるのだろう。

昨日まで開催された「りおたのスポーツ名場面集 2020」。その会場に偉人のイラストがあった。懐かしのストライクゾーンを9分割した「ノムラスコープ」が背景にある。かつて名将と呼ばれる前のテレビ解説者時代につくられたもの。ゲームの中で投手が投げる配球の読み、勝負を盛り上げてファンを楽しませてくれた。りおた君が生まれる前のことなのによく描いたなあ~。それはさておき、偉人のモットーは「自ら考える人間をつくる」。誰かに手取り足取り指導されるのではない。自分で創意工夫してできるようになることを目指す。何のためにこのようなことをするのか。目標を達成するにはやるべきことは何だろうか。自分で考えて取り組んでいく。この経験を繰り返すことで才能は伸びていくはずだ。ある意味この作品展を象徴するイラスト。りおた君が成功するために努力した証しだ。「変わることができれば、自分自身を永遠に創造していける」。この名言のようにこれからも頑張ってください!