独立心

先週来、福沢諭吉の「学問のすすめ」に関する書籍を読み漁っている。たまたま本屋で目にすることがあって、そもそもかじった程度しか知らないことだから、この機会に自分なりのペースで学ぼうと決意し、思い切って買ったことに始まったのだ。

もちろん、この著書を徹底的に読み込んで、理解するレベルには達しない。いくら頑張っても最小限度の学びにしかならない。さすがにもの覚えは年相応に悪くなっている。しかし、わずかでも知識が増えていくと、日常生活で発見することが増えていく。例え破片のようなものでも、知ると知らぬとは大違い。それゆえに今夜も読書量にノルマを課せて読んでいる。短い時間に集中して本と向き合って過ごす。

おかげでにわか諭吉ファンになる。まだまだ若葉マークで、まったく深くないけど、それなりに心を熱くしながら楽しんでいる。「自分自身の身心を独立させて、そのエネルギーでこの国を独立させよう!」「たったひとりであってもこの国を背負って立つという気概を持とう!」などなど、自分の世界観を広げることを推奨し、新しい独立観をいくつも提示していった。そして、公的なミッションを持って社会にフィードバックしていく。独立した個人が社会の中でつながって、ドリームチームの一員として役割を担っていけばいい。そんなポジティブな言葉ばかりに刺激される。もう少し、読み続けて学んでいきたい。